「動画の黒い枠をなくしたいがズームはしたくない」
「Web広告などで動画を埋め込みたい」
「画面を録画したが、余計な部分が写ってしまったのでカットしたい」
などの理由で、ピクセル単位で好きなサイズにカットしたいときってありますよね。
1920×1080や720×480などの定格サイズに合わせてズームを行うのが一般的ではありますが、少しマニアックな方法をご紹介します。
●画面の特定部分をだけを保存(キャプチャ)したい場合はこちらを参考にしてください
●動画編集のオーバーレイとしてくり抜きたい場合はこちらを参考にしてください
使用するソフト:Corel VideoStudio、変換ソフト(Xmedia Recodeなど)
STEP1動画をタイムラインに載せる
タイムラインに動画を載せると、[プロジェクトサイズ設定を変更しますか]というメッセージが表示されるのでそのまま[はい]をクリックします。
すると、画面の右上のピクセルが動画の設定になっていることがわかります。数ピクセルだけ削りたい場合はこれで十分です。

このように「全体を撮ってしまったので、サイズがわからない」という場合は、ペイントを使います。まずタイムラインに動画を載せます。
そのまま[編集]から、[静止画として保存]をクリックします。
メディアパレットに静止画が保存されるので、静止画の上で右クリックし、[ファイルの場所を開く]をクリックします。
画像が選択された状態で、エクスプローラが立ち上がります。右クリックして[編集]をクリックします。

ペイントで選択範囲を取り、[トリミング]をクリックします。

ペイントの下の方にピクセル数が出てきました。

STEP2プロジェクトを修正
[設定]をクリック、[プロジェクトのプロパティ]をクリックします。
右側のプロパティは現在のプロパティです。画面キャプチャしたデータがAVIファイル飲む圧縮であればそのままでも良いです。
形式がAVIファイルで無い場合は、[プロジェクトの形式]から[DV/AVI]を選択します。
※ピクセルが指定できる形式は[AVI]形式

[編集]をクリックします。
まず[AVI]タブをクリックし、圧縮を[なし]に設定します。(ファイルサイズは大きくなってしまうので注意が必要です)

フレームサイズの幅と高さを設定します。例えば、横幅を20ピクセル削りたいなら、この画像の[1087]という数字を[1067]と入力し直します。おわったらOKをクリックします。

[プロジェクト設定を変更すると、ビデオ/オーディオプレビューと操作履歴のキャッシュがクリアされます。続けますか?]とでてくるので[OK]をクリックします。

STEP3 サイズと位置を調整
動画ファイルを選択し、右クリックして[元のサイズ]を選択します。
上下左右に調整して完了です。

STEP4 AVIファイルで保存
[完了]タブをクリックし、[プロジェクト設定に合わせる]にチェックを入れた状態で、名前をつけて[開始]をクリックします。

STEP5 Xmedia Recodeで変換
XmediaRecodeを起動し、ファイルを読み込ます。VideoStudioで保存した場所がわからない場合は、ドキュメントのVideostudioフォルダの中を見てみましょう。
(例)Documents\Corel VideoStudio Pro\23.0
[形式]タブにある[プロファイル]などを任意の形式に変更しましょう。例えば、ここではMP4で保存してみたいと思います。

[映像]をクリックすると、変換設定ができます。一度AVIにしていても、画質が良くなっているわけではないので、あまり高画質な映像設定にしても意味がないと思われます。お好みになりますが、画質は元の映像のビットレートに近くてもいいのではないかなと思います。

ちなみに、元のビットレートはVideoStudioでファイルの上で右クリックしてプロパティをクリックすると表示されます。
このData rateがビットレートです。

これで変換完了したはずです!
動画を見て、画質が納得行かない場合は、変換の設定を変えてみましょう。
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