Corel Corporation(本社:カナダ)で VideoStudio X8(コーレル ビデオスタジオ)が発表になりました。
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日本の販社であるe-frontierで取り扱われるのかがすごく不安ですが(早く取り扱って欲しい)、新しい機能は次の点だそうです。
Pro、Ultimate共通新機能
- オーバーレイオプション機能
- ビデオマスキング機能
- 動画の一時停止機能
- 素材パレットのソート項目の追加
- テキストのαチャンネル出力
- オーディオダッキング機能
- 4KでXAVCに対応
- NewBlue Video Essentials II搭載
- ロイヤリティーフリーの音源17種類
- 自動音楽作成機能の大幅な変更
- MKVの入力に対応、MOVの出力に対応
- モーショントラッキングのモザイクの形が変更可能に
- プロジェクトの結合機能
Ultimateのみ
- proDAD Adorage【New】
- NewBlue FX Essentials IV【New】
- proDAD VitaScene LE
- proDAD Script
- proDAD RotoPen
- proDAD Mercalli SE
- Boris Graffiti 6
- NewBlue FX Background Generator
- NewBlue FX ColorFast
- NewBlue FX Motion Effects
検証していきますが、Ultimateが今までのフィルター+で新しいフィルタというのがうれしいというか、採算取れてるのか不安になるぐらいですね。サービスはいいけどつぶれないで下さいよ???><
【オーバーレイオプション機能】
VideoStudioのオーバーレイオプションが増えました。
何が増えたかというと次のような項目です。
今までは「クロマキー」と「フレームをマスク」の二種類でしたが、それに大幅に機能が追加されました。
・クロマキー(単色を透明にして動画を合成)
・フレームをマスク(モノクロの画像で動画をくりぬく)
↓New↓
・ビデオマスク(モノクロの動画で動画をくりぬく)
・グレーキー(明るさ(トーン)を基準に透明度を調整)
・乗算、加算(レイヤーのような効果、色を重ねる)
正直、この「ビデオをマスク」は予想を超えた便利さです。なんせ、動画のファイルWMVでも何でもいけるんですから(ただし、モノクロのほうが合成しやすい)
【動画の一時停止】
一時停止が出来るようになりました。
仕組みとしてはこんな感じです。
止めたいな、と思うところで右クリックし「フリーズフレーム」を選択します。
すると、何秒止めるかという画面が表示されます。
OKを押すと、タイムラインの動画がカットされ、その間に画像が挿入されます。
まあ意外と便利
【素材パレットのソート】
素材、いっぱい読み込ませると、どれがどれなんだか選定するの面倒ですよね。
リスト表示にしたとき、今までは名前で並べ替えるぐらいしか出来ませんでしたが、こんかいから「ファイル種類」「日付(撮影日)」「表示時間」「解像度」「FPS(フレームレート)」「ビデオコーデック」「オーディオコーデック」「開始時間」「終了時間」の項目を任意で表示してソートすることが出来るようになりました。

これが全部表示した状態。

いくつか減らすとこんな感じにもできます。日付と解像度でソートできるのはかゆいところに手が届く感じでよい。
【テキストのαチャンネル画像、動画出力機能】
テキストを複雑に動かしたいときなどに便利な機能。
まあテキストにフィルターも掛けられるし、特に問題は無いんですけど。。。
また、動画のファイルと言っても連続の画像を一つの塊として扱っているだけなので、αチャンネルAVIに保存が出来ているかというとNOです。
【オーディオダッキング機能】
誰かが喋っているところは、BGMの音を自動的に下げますよ、という機能。
【自動音楽作成機能の変更】
VideoStudio X7までは長らく「SmartSound社」のオーディオプラグインが導入されていて、もはや定番中の定番で使いやすかったのですが、今回はなんと違うオーディオプラグインが導入されました。
「ScoreFilter」というメーカーのプラグインです。チョット調べた限りだと、これはPinnacleがもっていたオーディオ機能の一つらしく、それを借りてきたようです。
なので、今までVideoStudioを使っていて「オートミュージックが代わり映えしないなぁ」という人は、すべてまったく違う、高品質な音楽を楽しむことが出来ます。
【モーショントラッキングのモザイクのカタチ】
サイズ固定の四角だったのが、長方形、楕円が選択できるようになりました。
【プロジェクトの結合が可能に】
タイムラインにプロジェクトファイルを追加する際にキーボードのShiftキーを押しながらてんかいすると、中身がバラバラにタイムラインに配置されます。こういうの待ってた!
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今回のX8は表現力が大幅に上げられるマスク機能の向上と、基本的な使い勝手の両者がバランスよくアップした感じに見受けられました。
X7でもかなり完成されているので、今まだX8が出ていない状態でX7を持っていないなら、X7は買っておいてよいと思います。それのSmartSoundはX8を買っても便利そう(音だけ出力しちゃえば良いし、音楽ライブラリが増えると思えば)
早くe-frontierから発売してくれることを願っています。。。。どうなるんだろ本当。
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